筆者紹介
こんばんは。製造業の企画職に携わりつつ、夜はプログラミングや資格勉強に挑戦している筆者です。これまで私自身も「学習が続かない」「効率が上がらない」という壁に何度もぶつかってきました。そんな経験を経て、科学的に裏付けられた“正しい勉強法”を模索してきました。
さて
エンジニアとして成長するには、どんな勉強法が一番効率的なんだろう?
「勉強しているはずなのに、なかなか成果が出ない」「気づけばインプットばかりで手が動かない」そんなこと、ありませんか?
結論から言うと、**エンジニアの成長速度を加速させるカギは「アウトプット中心の学習」**にあります。本記事では、アクティブリコールやファインマンテクニックなど科学的に実証された学習法を紹介し、モチベーションを保ちながら最速で成長する方法をお伝えします。
エンジニア勉強法の本質は「アウトプット中心」
結論から言えば、知識はアウトプットして初めて自分のものになります。インプットだけでは「わかったつもり」になりがちで、実務で使えません。
なぜアウトプットが最速成長につながるのか
心理学の研究(Roediger & Karpicke, 2006)によると、「思い出す」行為そのものが記憶を強化します。これをアクティブリコールと呼びます。つまり、読書や講義だけでなく、手を動かしコードを書く・他人に説明することが記憶定着を飛躍的に高めるのです。
私自身も、読書後にブログにまとめたり、Notionに図解を残したりすることで「理解度の深さ」が段違いに変わりました。
次の一歩:今日学んだ内容を誰かに説明するか、コードにしてみましょう。
アクティブリコールと分散学習の組み合わせ
短時間×繰り返しの方が記憶は定着する
長時間詰め込み学習よりも、**短時間を分けて繰り返す「分散学習」**の方が効果的です。海外の教育心理学者Cepedaら(2006)のメタ分析でも、分散学習は記憶の保持に圧倒的に有効であることが示されています。
私の場合、1時間まとめてやるよりも「朝20分」「昼休み15分」「寝る前20分」と分けた方が圧倒的に残りやすかった。家庭や仕事で忙しい30代でも取り入れやすい方法です。
次の一歩:学習時間を分割し、アプリやNotionで繰り返し復習の仕組みを作りましょう。
ファインマンテクニックで「理解度」を測る
説明できなければ理解していない
物理学者ファインマンが提唱したこの手法は「小学生にも説明できるか?」を基準にします。実際に声に出して説明したり、紙に図解したりすると「自分の理解の穴」が浮き彫りになります。
私も資格試験の勉強でこの手法を使い、「あれ、これ説明できないな」と気づいた分野を重点的に復習しました。その結果、学習効率が格段に上がりました。
次の一歩:学んだことを5分で説明する練習を習慣にしてみましょう。
勉強モチベーションを維持する方法
成長速度を可視化する
「モチベーションが続かない」と悩む人は多いでしょう。ポイントは成長の可視化です。GitHubの草、Notionの進捗バー、学習アプリの連続日数など、自分の成長を見える化すると継続率が高まります。
また、家庭や仕事で時間が限られる30代にとって「毎日1%成長」という小さな積み上げの実感が、長期的な習慣化につながります。
次の一歩:勉強の記録を残し、小さな成長を見える形にしましょう。
まとめ
エンジニアとして最速で成長する勉強法は「アウトプット中心」に尽きます。アクティブリコールと分散学習で記憶を強化し、ファインマンテクニックで理解を深め、モチベーション維持には成長の可視化が欠かせません。
次の一歩
- 今日学んだことを5分で誰かに説明してみる
- 学習を分割してスケジュールに組み込む
- Notionやアプリで成長を見える化する
参考文献・引用元
- Roediger, H. L., & Karpicke, J. D. (2006). Test-enhanced learning: Taking memory tests improves long-term retention. Psychological Science.
- Cepeda, N. J., et al. (2006). Distributed practice in verbal recall tasks: A review and quantitative synthesis. Psychological Bulletin.
- Qiita記事「知らないと後悔する最強のエンジニア勉強法」 https://qiita.com/Sicut_study/items/aad3c38ab0fd1df894b2


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