なぜこのテーマに取り組むのか
私は普段から、日常の小さな出来事を「経済や市場原理の縮図」として考える癖があります。投資やキャリア分析を学ぶなかで、気づいたのは──家庭の営みすら市場原理に組み込まれているという事実でした。
きっかけとなったのは、マクドナルドのポケモンカード騒動です。
報道では「子どもが買えないことが問題」とされましたが、実際には、
- 遊びたい子ども
- コレクションする大人
- 大会で使うプレイヤー
- 転売で利益を狙う人 が、同じ市場で競争しているのです。にもかかわらず、その現実を直視せず、議論は「倫理」や「感情論」にすり替わっていく。ここに私は強い違和感を覚えました。
同じような構図は、家庭の中にも広がっています。
- 保育園の入園は「需給ギャップの競争」
- 子育てグッズの値上がりは「季節需要による価格変動」
- 教育費は「将来リターンを見込んだ投資商品化」
つまり、家庭はすでに自由競争社会のただ中にあるのです。
シリーズ目次
第1回:ポケカ騒動にみる「誰でも市場に参入できる時代」の光と影
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第2回:教育費×市場原理 ― 子どもの学びは「投資商品」になった?
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第3回:副業×市場原理 ― 誰もが「労働市場のプレイヤー」になる時代
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第4回:時間×市場原理 ― 「家族時間」すら奪い合う競争社会
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第5回:住宅・老後×市場原理 ― 人生の大きな買い物に潜む競争
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第6回:結論編 ― 市場社会を生き抜く家庭戦略
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まとめ
このシリーズでは、家庭生活に潜む市場原理を6つのテーマから掘り下げます。
市場は敵ではなく、ルールを理解すれば味方につけられる存在です。
「家庭×市場原理」という視点から、自分の人生と家族を守る戦略を一緒に考えていきましょう。


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